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「心の整理術 はじめてのグリーフケア」で寄せられた質問への回答

  • schedule2019/08/22

6月29日(土)に開催しました「心の整理術 はじめてのグリーフケア」の講演会では、沢山の方々にご聴講いただきましてありがとうございました。

ご参加いただいた皆さまは、それぞれ様々な体験・思いがあってのご参加でしたので、ご質問も多数寄せられました。
質問はデリケートな内容であることが想定されましたので、無記名の質問カードにより受けましてホームページ等で後日の回答をお約束していました。

講師の先生からの回答を頂きましたのでご紹介します。

いただいた質問内容は、個人情報のことで(自死や個別の状況)、ホームページ等で公にお答えすることができないご質問でした。
また、質問事項の内容が幅広く、端的にお答えできない質問も多数ありました。
きちんと数時間の講習などの後でない限り難しい質問です。

その中でも以下の質問にお答えします。

【質問】
「遺族への訪問時期」

【回答】
訪問看護師さんでしょうか。
宗教上の決まりに則り(仏教、神道、キリスト教その他)、そのあたりにまず連絡を差し上げます。
仏教ですと49日や3ケ月(100ケ日)辺りにまず声を掛けます。
まずは声掛けだけで大丈夫です。
次々に新しい利用者さんとの関係もできますので、これも初盆などその家族にとり、他の来客と一緒の時期が基本良いかと考えます。

多くの遺族は、訪問看護師さんには「大切な時期を一緒に頑張った」という思いがあります。
中でも
・心待ちにしている方
・そうは強く思うものの……お話しできる状況ではない方
がおります。

上記近辺にアポがとれれば、30分から1時間で。
または暮れの12月あたりまでには1度は声をかけ
「如何ですか」
「体調はどうでしょう。特に食事と睡眠がとれなくなりますが大丈夫?」
と気遣いを示してください。

ケアを長年してきて多くの遺族からは、訪問看護師さんらが来なくなって寂しいという声はよく聞かれます。
”来てほしい けど、お願いはできない”
”来てほしい けど、体調が思わしくないなど自分の調節ができない”
の二つ辺りで心は揺れている遺族の姿があります。
でもやっぱりお声を聴くのは嬉しいことです。

以上が先生からの回答でした。
グリーフケアは、個々の様々な状況に合わせて適切な対応が必要と言うことですので、お困りの方は、直接お話しを伺うのが良いようです。

まるごとけんこう財団の広報誌「まるこどけんこう第45号(令和元年9月発行)」でも「グリーフケア」を特集します。皆さまのお役に立てれば幸いです。

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