健康センター所長より「新緑の頃、体重管理に注意しましょう!」
新緑の美しい季節となりました。
この時期はゴールデンウィークや旅行、帰省などがあり食欲が増しやすい時期です。食べ過ぎて体重が増えやすくなりますので、体重管理に十分注意しましょう。
学生時代に運動系の部活動を行っていた20歳代の新入社員においては、仕事が忙しく全く運動が出来なくなると、筋肉量が減少しエネルギー消費量が減るため急激な体重増加がみられます。強度が高い運動をしていた方で運動不足の場合は、少しずつ量を増やしていきましょう。体脂肪率が男性で25%以上、女性で30%以上の方は運動不足が考えられますので、注意しましょう!
さらに、40歳以上になると腹囲や体重が増加しやすくなります。筋肉量の減少で基礎代謝が低下し、デスクワーク中心の生活であれば運動不足による体重増加の要因となりますので注意が必要です。残業で夕食を遅い時間に摂りすぐ寝てしまうこと、飲酒量が増えること、夕食後の果物類の摂取も体重増加の要因となります。
65歳以上の方は、体重に対する考え方をギアチェンジする必要があります。高齢になると多くの方に筋肉量の減少がみられ、サルコペニアやロコモティブシンドロームを来します。意識的にたんぱく質を多めに摂り、体力維持に努めましょう。
暑い夏を迎える前に、体調を整えておきましょう。
健康センター所長 野﨑 洋文